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コラム

知識透析

もしものときに備える透析生活|停電・災害時の行動チェックリスト

もしものときに備える透析生活|停電・災害時の行動チェックリスト

地震・台風・停電などの災害は、いつ起こるかわかりません。透析患者さんにとっては通院や電力の確保が難しくなることがあり、日頃の備えがとても大切です。

この記事では、透析生活における災害対策を「事前」「発生時」「避難時」に分けて整理し、安心して行動できるチェックリストを紹介します。

透析患者さんが災害時に困りやすいこと

災害が発生すると、透析に必要なライフラインや通院手段が一時的に止まる可能性があります。どんなトラブルが起こりやすいのかを理解しておくことが、備えの第一歩です。

停電による透析中断

電力が止まると透析装置や送迎車が使えず、治療が遅れることがあります。

交通・通信の遮断

通院ルートが寸断されたり、連絡手段が途絶えると情報共有が難しくなります。

生活インフラの停止

断水・ガス停止により、食事や衛生環境が悪化することもあります。これらの「起こりうるリスク」を知っておくだけで、心構えが変わります。

災害が起こる前に準備しておくこと

災害時に慌てないためには、平常時の準備が欠かせません。自宅・通院・避難の3つの視点で備えておきましょう。

水分と塩分を控えめに

水分制限を守りつつ、脱水にも注意が必要です。水分摂取量を少しずつ分けて飲むようにしましょう

食事は塩分控えめの保存食を選ぶ

塩分が多い保存食を続けると、体重や血圧が上がりやすくなります。塩分控えめのレトルトやゼリー飲料を選びましょう。

服薬管理を崩さない

薬は普段どおりの時間に服用するよう心がけ、飲み忘れがないようチェック表を活用します。

避難が必要になったときの行動

避難が必要な場合は、安全確保を最優先にしつつ、透析に必要な情報を必ず携帯しましょう。

分類 持ち物 ポイント
医療関連 お薬手帳・透析手帳・保険証 すぐ取り出せる場所に保管
食事 レトルト・ゼリー飲料・水 塩分控えめを意識
生活 タオル・ウェットティッシュ・マスク 清潔維持に役立つ
通信 携帯充電器・連絡メモ バッテリー切れ対策

災害後に気をつけたい体調変化

  • 体重・血圧の変化を確認する
  • 睡眠不足や疲労の蓄積
  • 気持ちの落ち込みへの対処

体重や血圧の変化に気づいたら早めに報告し、避難生活では睡眠不足による免疫低下を防ぐためにできるだけ休息を確保しましょう。また、不安や落ち込みは一人で抱えずスタッフや家族に相談しましょう。

よくある質問(FAQ)

  • 災害時に透析が受けられない場合はどうすればいいですか?

    あらかじめ代替透析施設を確認しておきましょう。地域の透析連絡網で情報を得られます。 通院先に「緊急時の透析先」を聞いておくのがおすすめです。

  • 飲料水はどのくらい備蓄すればいいですか?

    ま1人あたり1日3リットル、3日分を目安に用意しましょう。

  • 保存食はどんなものがいいですか?

    塩分控えめで、常温保存できるレトルトやゼリー飲料が安心です。

  • 停電で透析装置が止まったらどうなりますか?

    医療機関では非常電源を備えています。慌てず指示に従いましょう。

  • 避難時に伝えるべき情報は?

    透析手帳・服薬情報・通院先を必ず伝えてください。

  • 災害後に体調が悪化した場合は?

    無理をせず早めに受診を。透析スケジュールの調整も可能です。気になる症状はメモして医師に伝えましょう。

  • 家族に何を共有しておけばいいですか?

    透析スケジュール・服薬内容・緊急時の行動手順を共有しておきましょう。

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