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コラム

知識透析

透析クリニックとの上手なつきあい方|診察・相談・コミュニケーションのコツ

透析クリニックとの上手なつきあい方|診察・相談・コミュニケーションのコツ

透析生活では、医師や看護師、スタッフとの関わり方が体調の安定を左右します。何を伝え、どのように相談すればよいのか──“上手なつきあい方”を知ることが、安心して治療を続ける第一歩です。

医療チームと連携する意味

透析は、医師だけでなく多職種が協力して支える治療です。体調や生活の小さな変化を共有することで、合併症の早期発見にもつながります。些細な不調も「次の透析で相談しよう」とメモしておくとスムーズです。

職種 主な役割 相談できる内容
医師 治療計画・薬の調整 血圧変化、症状、薬の副作用
看護師 日常ケア・体調管理 体重増減、シャントの異常、かゆみ
臨床工学技士 透析装置・血液管理 透析中の違和感、針刺し痛
栄養士 食事指導 塩分・たんぱく質・水分バランス
ソーシャルワーカー 生活相談 通院、介護、費用のこと

相談をしやすくする伝え方

話しにくい内容も、具体的に伝えると共有がスムーズになります。

相談時の伝え方3ステップ

いつから・どんなときに症状が出るかを明確にする

どの程度困っているか(生活への影響)を伝える

どんな対応を試したかを伝える

「何がつらいか」ではなく「どう困っているか」を中心に話すと伝わりやすいです。

通院日をより有意義にする工夫

透析日は1回あたりの時間が長く、医療スタッフとの接点も多い日です。

準備項目 内容 効果
体調メモ 倦怠感・食欲・睡眠などをメモ 状態変化を把握しやすい
薬・サプリ確認 飲み合わせをチェック 副作用予防
質問リスト 気になることを箇条書き 短時間でも要点を伝えられる
記録アプリ 血圧・体重を記録 傾向を共有できる

h2 気をつけたいコミュニケーションの落とし穴

スタッフへの遠慮や、「忙しそうだから言いづらい」と感じる場面もあります。しかし相談をためらうと、小さな問題が大きくなることも。聞きづらい話題ほど、最初に伝えるのが安全です。

よくある落とし穴リスト

「次に言おう」と先延ばしにする

症状を自己判断で隠す

SNSや他人の体験談で判断する

不安を家族だけで抱え込む

困ったときの相談ルート

相談しづらいときは、無理に医師だけに伝えようとせず、看護師やソーシャルワーカーに話しても構いません。

状況 相談先 目安
体調・症状の変化 医師・看護師 透析時・電話で相談
食事・体重管理 栄養士 定期面談または透析後
費用・介護・通院支援 ソーシャルワーカー 必要時に随時
感情面の不安 看護師・家族 言葉にして共有を

まとめ

透析は“チーム医療”です。どんな小さな変化も共有し、信頼関係を築くことが、安心して治療を続けるための基盤になります。気になることは我慢せず、早めに医療チームへ相談しましょう。

よくある質問(FAQ)

  • 医師に聞きづらいことはどう伝えれば?

    看護師経由で相談しても大丈夫です。必要に応じて医師に共有されます。

  • 透析中に眠れないときは相談していい?

    はい。薬の影響や透析条件が関係している場合もあるため、早めに話しましょう。

  • 小さな体重変化も報告すべき?

    2kg以内でも続くようなら相談を。心臓や水分バランスの変化を早期発見できます。

  • 担当を変えたいときは?

    施設に正直に相談して構いません。信頼関係を築けることが最優先です。

  • 栄養士の話を毎回聞く必要はある?

    食事内容は季節や体調で変わるため、定期的な相談が効果的です。

  • 通院に家族が付き添うべき?

    必要に応じてで構いませんが、説明を共有しておくと安心です。

  • スタッフへの感謝を伝えるのは迷惑?

    まったく問題ありません。感謝の言葉は良い関係づくりにつながります。

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