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透析と薬の飲み忘れ|お薬手帳で整理する相談ポイント

透析と薬の飲み忘れ|お薬手帳で整理する相談ポイント

透析中は、血圧、リン、カリウム、貧血、糖尿病などに関わる薬を複数使うことがあります。種類が増えるほど、飲み忘れや重複、飲むタイミングの迷いが起こりやすくなります。この記事では、薬を自己判断で調整しないために、お薬手帳を使って何を整理し、主治医や薬剤師へどう相談するかをまとめます。

透析中の薬は、飲む目的とタイミングを分けて整理します

透析中の薬は、血圧を整える薬、リンを調整する薬、貧血に関わる薬、糖尿病や心臓病など別の病気の薬など、目的が分かれます。食前・食後・透析日・非透析日で飲み方が変わることもあり、記憶だけで管理しようとすると負担が大きくなります。

薬の目的が分かると、飲み忘れの相談がしやすくなります

同じ飲み忘れでも、薬の種類やタイミングによって対応は異なります。自己判断でまとめて飲んだり中止したりせず、何を、いつ、どれくらい忘れたのかを整理して相談しましょう。

市販薬やサプリメントも一緒に確認します

痛み止め、胃薬、漢方薬、サプリメントなども、腎機能や透析中の管理に影響することがあります。病院で処方された薬だけでなく、ご自身で購入しているものもお薬手帳に記録しておくと安全確認につながります。

整理する項目具体例相談先
薬の名前処方薬、市販薬、サプリメント主治医・薬剤師
飲む目的血圧、リン、糖尿病、痛みなど主治医
飲むタイミング食前、食後、透析日、寝る前薬剤師・看護師
困っていること飲み忘れ、飲みにくさ、副作用が心配主治医・薬剤師

薬の整理で大切なのは、処方した医療機関ごとに分けて考えすぎないことです。透析クリニック、糖尿病や循環器の外来、整形外科、歯科など、複数の医療機関を受診している場合、薬の情報が分散しやすくなります。お薬手帳を一つにまとめておくと、重複や飲み合わせの確認がしやすくなります。

お薬手帳は、薬の一覧表としてだけでなく相談メモにも使えます

お薬手帳は、医療機関や薬局ごとに薬が分かれている方ほど役立ちます。透析クリニック、内科、他院、薬局で情報が分かれていると、重複や相互作用の確認が難しくなります。受診のたびに持参し、変更点を一つの手帳にまとめておきましょう。

お薬手帳に挟んでおくとよいメモ

  • 飲み忘れが起きやすい時間帯
  • 飲むと気になる症状
  • 市販薬やサプリメントの名前
  • 透析日と非透析日で迷う薬
  • 薬が多くて続けにくい理由

飲み忘れの背景には、単なるうっかりだけでなく、食事時間が不規則、透析後に眠ってしまう、薬袋が多くて分からない、外出先へ持って行き忘れるなど、生活上の理由が隠れていることがあります。理由が分かると、薬を一包化する、置き場所を変える、服用時間を見直すなどの工夫につながります。

薬を減らしたい気持ちも、相談してかまいません

薬が多いと、負担を感じるのは自然なことです。ただし、必要な薬を自己判断で止めると、血圧や検査値が乱れることがあります。「減らしたい」「飲み方を簡単にしたい」という希望は、遠慮せず相談してください。

飲み忘れたときは、まとめて飲む前に確認しましょう

飲み忘れに気づいたとき、すぐ取り戻そうとしてまとめて飲むのは危険な場合があります。薬の種類、次の服用時間、体調によって対応が変わるため、あらかじめ「飲み忘れたときはどうするか」を薬ごとに確認しておくと安心です。

何を忘れたか確認する

薬の名前、量、飲む予定だった時間を確認します。お薬手帳や薬袋を見ながら整理しましょう。

体調を確認する

めまい、ふらつき、発熱、強い倦怠感などがあれば、早めに医療機関へ連絡・相談してください。

次回相談で共有する

同じ時間帯に忘れやすい場合は、薬の整理方法や飲み方を相談します。

透析中の薬は、食事と一緒に飲むもの、透析日と関係するもの、血圧や血糖に関わるものなど、役割が分かれます。そのため、飲み忘れた後の対応も一律ではありません。あらかじめ薬ごとに「忘れたときの連絡先」「次回まで待ってよいか」「すぐ相談すべき症状」を確認しておくと、迷ったときの不安が減ります。

当院では、透析と生活に合わせた薬の相談を大切にしています

当院では、血液透析に加えて腎臓内科・一般内科も行っています。内科外来は前日までの電話予約制で、月火木金は9:30〜13:00/15:00〜18:30、土曜は9:30〜13:00です。薬の飲み方や飲み忘れが気になる方は、お薬手帳を持ってご相談ください。

薬の相談では、「飲めていないこと」を責めるのではなく、なぜ続けにくいのかを一緒に探すことが大切です。透析後に疲れて寝てしまう、食事時間がずれる、薬の袋が多い、外出時に忘れるなど、理由が分かれば対策を考えやすくなります。困っていることをそのまま伝えてください。

また、他院で薬が追加されたときや、市販薬を使いたいときは、次の透析日を待たずに確認が必要な場合もあります。特に痛み止めやサプリメントは、腎臓病や透析中の管理と関係することがあるため、購入前または使用前に相談しておくと安心です。

薬の変更があった日は、薬袋を捨てずに持参すると確認がしやすくなります。スマートフォンで薬の写真を残す方法もありますが、用量や飲む回数が見えにくいことがあるため、できればお薬手帳と実物の薬袋を一緒に確認できる状態にしておきましょう。小さな変更も共有してください。薬局で説明された内容も、忘れる前にメモしておくと相談しやすくなります。次回の透析日に確認しやすくなります。安全確認にも役立ちます。

迷っている段階でも、当院へご相談ください

透析中の薬が多くて不安、飲み忘れが続く、他院の薬と一緒に確認したいという方は、主治医、看護師、薬剤師へご相談ください。電話は03-5615-1566です。

よくある質問

  • 薬を飲み忘れたら、次にまとめて飲んでよいですか?

    薬によって対応が異なります。まとめて飲む前に、主治医や薬剤師へ確認してください。

  • 市販薬やサプリメントも伝える必要がありますか?

    はい。腎機能や透析中の管理に影響することがあるため、名前と量を伝えてください。

  • お薬手帳は透析の日にも必要ですか?

    持参をおすすめします。薬の変更や他院処方の確認に役立ちます。

  • 薬が多くて管理できません。相談できますか?

    はい。飲む時間、薬の目的、保管方法を一緒に整理できます。

  • 内科外来で薬の相談はできますか?

    症状や内容によります。内科外来は前日までの電話予約制ですので、まずお問い合わせください。

※本記事は、当院でよくいただくご相談をもとに透析の基本を整理したものです。実際の治療内容や通院条件は、主治医や当院医師とご相談ください。

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