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健診で尿たんぱくを指摘されたら|腎臓内科で確認する検査と受診準備

健診で尿たんぱくを指摘されたら|腎臓内科で確認する検査と受診準備

健康診断で尿たんぱくを指摘されると、「一度だけなら大丈夫なのか」「腎臓内科では何を調べるのか」と迷う方が少なくありません。尿たんぱくは、腎臓のフィルターから本来は血液中に残るたんぱくが漏れている可能性を示す所見です。この記事では、再検査の意味、受診時に確認する検査、準備しておきたい情報を順に整理します。

尿たんぱくは、出た理由と続いているかを分けて考えます

尿たんぱくは腎臓病でみられることがありますが、発熱、激しい運動、脱水、体調不良などの影響で一時的に出る場合もあります。そのため、一回の結果だけで病名を決めるのではなく、同じ所見が続くか、血尿を伴うか、血圧や腎機能に変化があるかを確認します。


再検査には「一時的な変化」と「続く変化」を分ける意味があります

健診の結果を受け取ったら、判定区分、尿たんぱくの程度、血尿の有無、血清クレアチニン、eGFRを見てください。再検査の時期は結果や持病によって異なります。自己判断で何か月も先延ばしにせず、健診機関の指示や医療機関の案内に沿って確認しましょう。


血圧、糖尿病、過去の検査結果も大切な手がかりです

高血圧や糖尿病はCKDと関係が深く、尿たんぱくと一緒に見る必要があります。今回の結果だけでなく、前年までのeGFR、尿検査、家庭血圧、血糖の記録があると、変化の速さを判断しやすくなります。薬やサプリメントの情報も、腎機能との関係を確認する材料です。

健診結果で見る欄尿たんぱく、尿潜血、血清クレアチニン、eGFR、血圧、血糖
過去と比べる内容前年までの数値、体重、むくみ、尿の泡立ちや色の変化
受診時に持参するもの健診結果、お薬手帳、家庭血圧、持病と家族歴のメモ

採尿前に特別な食事制限をする、必要以上に水を飲むといった準備は、検査の目的と合わないことがあります。再検査を指示された場合は、採尿の時間帯や運動を控える範囲など、健診機関や医療機関から受けた案内を優先してください。月経中、発熱中、激しい運動の直後など結果へ影響しそうな条件があれば、採尿時に伝えます。

尿たんぱくの程度が軽くても、糖尿病、高血圧、心臓病、過去の腎機能低下がある方では確認の意味が変わります。反対に、再検査で陰性になった場合でも、次の健診で経過を追うよう指示されることがあります。受診の目的は不安を大きくすることではなく、今後どの間隔で確認すればよいかを決めることです。


腎臓内科では、尿・血液・血圧を組み合わせて確認します

CKDは、尿たんぱくなど腎障害を示す所見、またはeGFR低下が一定期間続く状態として評価します。日本腎臓学会のCKD診療ガイドラインでは、尿たんぱくの区分、血尿、eGFR、年齢、腎機能低下の速さなどを組み合わせ、専門医への紹介を検討します。数値一つだけで重症度を決めないことが重要です。

尿検査を確認する

尿たんぱくと血尿の有無を確認し、必要に応じて尿中のたんぱく量をより詳しく評価します。採尿条件による影響も含めて考えます。

血液検査とeGFRを見る

血清クレアチニンから推算したeGFRだけでなく、電解質、貧血、糖代謝なども必要に応じて確認します。

経過と背景をつなぐ

過去の検査、血圧、糖尿病や高血圧、薬、家族歴を合わせ、再検査や追加検査の必要性を医師が判断します。

日本腎臓学会の一般向け情報では、尿たんぱくや血尿が腎臓や尿路の病気を見つける手がかりになると説明しています。一方、紹介基準は医療者向けの目安であり、個人が数値だけを見て受診先を自己判断するものではありません。

参考:日本腎臓学会「蛋白尿・血尿」エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023


受診前は、結果を完璧に理解するより経過をそろえましょう

短くまとめたい受診メモ

  • 健診を受けた日と、尿たんぱく・尿潜血の判定
  • 過去のeGFR、クレアチニン、血圧、血糖の結果
  • むくみ、尿の泡立ち、尿量、疲れやすさなどの変化
  • 処方薬、市販薬、痛み止め、サプリメントの使用状況
  • 高血圧、糖尿病、腎臓病の家族歴

「尿が泡立つ気がする」「朝だけむくむ」など曖昧な情報でも、いつから、どのくらい、以前と何が違うかを添えると参考になります。症状がなくても尿検査で異常が見つかることがあるため、自覚症状の有無だけで再検査を決めないようにしましょう。

受診前から塩分やたんぱく質を極端に減らす必要はありません。食事の調整は、CKDの段階、尿たんぱく、血圧、糖尿病、体格によって異なります。普段の食べ方を簡単に伝え、検査後に必要な変更だけを確認するほうが、無理なく続けやすくなります。

強いむくみ、息苦しさ、尿が極端に減った、目で見て分かる血尿、強い倦怠感がある場合は、健診の再検査日を待たず医療機関へ連絡してください。息苦しさや意識の変化を伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。


当院では、蛋白尿や血尿から腎臓内科の相談を受けています

当院の腎臓内科では、蛋白尿・血尿の検査からCKDを引き起こす疾患まで幅広く確認しています。腎臓内科・一般内科は前日までの電話予約制で、電話番号は03-5615-1566です。健診結果に「要再検査」「要受診」と書かれているが、どの結果を伝えればよいか分からない段階でもご相談ください。

結果を一緒に整理するところから始められます

健診結果とお薬手帳があれば、受診前に病名を自分で決める必要はありません。当院では検査値の組み合わせと経過を確認し、必要な再検査や今後の見通しを医師が説明します。予約方法はご予約・お問い合わせをご確認ください。


よくある質問

  • 尿たんぱくが一回だけ陽性でも受診が必要ですか?

    一時的に出ることもありますが、程度や血尿、eGFR、持病で判断が変わります。健診の指示に沿い、迷う場合は医療機関へ相談してください。

  • 症状がなければ様子を見てもよいですか?

    CKDは初期に自覚症状が乏しいことがあります。症状だけで判断せず、検査結果と再検査の指示を確認しましょう。

  • eGFRが低いとすぐ透析になりますか?

    一つの数値だけで透析を決めることはありません。原因、経過、尿検査、症状などを組み合わせて評価します。

  • 健診結果以外に何を持参すればよいですか?

    お薬手帳、過去の検査結果、家庭血圧、持病の情報があると経過を確認しやすくなります。

  • 東京ネクストの内科は予約が必要ですか?

    はい。腎臓内科・一般内科は電話のみ、前日までの予約制です。03-5615-1566へご連絡ください。

※本記事は、当院でよくいただくご相談をもとに透析の基本を整理したものです。実際の治療内容や通院条件は、主治医や当院医師とご相談ください。

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