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コラム

透析

透析中の血圧低下やだるさが気になるときに知りたい HD・オンラインHDF・I-HDFの考え方

透析中の血圧低下やだるさが気になるときに知りたい HD・オンラインHDF・I-HDFの考え方

透析中に血圧が下がってふらつく、終わったあとに強いだるさが残る、足がつりやすいといった悩みは、治療を続けるほど気持ちの負担になりやすいものです。毎回のことになると、「次の透析もつらいのではないか」と身構えてしまい、「透析だから仕方ないのだろうか」と我慢してしまう方も少なくありません。

実際には、除水量、ドライウェイト、食事や内服の影響に加え、治療法そのものの考え方も関わります。この記事では、HD、オンラインHDF、I-HDFを、血圧低下やだるさという症状からどう考えるかを整理します。治療法の変更は状態によって異なるため、主治医や当院医師へご相談ください。

最初に押さえたいポイント

  • 症状は治療法だけでなく除水や内服の影響でも変わる
  • HD、オンラインHDF、I-HDFは重視する視点が異なる
  • 帰宅後まで含めた症状メモが相談の質を上げる

透析中の血圧低下やだるさはなぜ起こるのか

透析では、体にたまった余分な水分と老廃物を取り除きます。とくに除水量が多いと、血管の中の水分が追いつかず、循環血液量が一時的に減って血圧が下がりやすくなります。その結果として、ふらつき、吐き気、足のつり、透析後の強い疲労感が出ることがあります。

症状を見る3つの場面

  • 透析中に血圧が下がる、冷や汗が出る、足がつる
  • 透析後にぐったりする、食欲が出ない、翌日まで疲れが残る
  • 除水量、食事量、降圧薬、感染症や貧血が重なっていないかを見る

症状は「透析中だけ」ではなく帰宅後まで含めて見ます

治療中に大きな変化がなくても、帰宅後にぐったりして動けない、食欲が出ない、翌日まで疲れが残る場合は、透析負担が強いサインかもしれません。透析室で起きたことだけでなく、帰宅後の様子まで共有することで、治療の見直しがしやすくなります。

同じ症状でも原因は一つではありません

血圧低下やだるさは、除水だけでなく、食事の量、透析前の血圧、降圧薬のタイミング、貧血、感染症などでも強くなることがあります。だからこそ「この治療法なら必ず楽になる」と断定せず、何が重なっているかを整理していくことが大切です。症状が出る時間帯や、前回との違いを短くメモしておくと、相談が具体的になります。

透析室で伝えたいこと 血圧が下がる時間帯、ふらつき、冷や汗、吐き気、足のつりの有無
帰宅後に見たいこと どのくらいだるさが続くか、食欲が戻るか、翌日まで影響するか
一緒に確認したい背景 除水量、食事量、内服の時間、発熱や感染症状の有無

HD・オンラインHDF・I-HDFは何を重視して考えるのか

透析法の違いは、単に「新しいか古いか」ではなく、何を優先して治療を組み立てるかの違いとして考えると分かりやすくなります。血圧低下やだるさが気になる時は、症状の背景と治療法の特徴を重ねてみることが大切です。

治療法 重視する視点 相談しやすいケース
HD 基本となる透析法として、設定や生活面の見直しを行う土台になる まず除水量、ドライウェイト、内服などを含めて全体を整えたい時
オンラインHDF HDとHFの長所を組み合わせ、大きめの老廃物除去も含めて考える 透析後の症状や合併症を含め、治療の質を見直したい時
I-HDF 一定時間ごとの補液で循環動態の安定をめざす 透析中の血圧低下、末梢循環障害、だるさが気になる時

治療法だけでなく一緒に見直したいこと

  • 除水目標やドライウェイトが合っているか
  • 透析前の食事量や降圧薬の時間に無理がないか
  • どの症状を主に改善したいのかが整理できているか

HDは標準治療として「何を見直すべきか」を整理しやすい方法です

HDは基本となる透析療法で、全体の状態を把握しやすい土台になります。血圧低下がある時も、まずは除水量が適切か、透析前の食事や内服の影響はないかを確認しながら、治療の条件を見直していくことが重要です。

オンラインHDFは除去の幅を広げながら症状を評価します

オンラインHDFは、HDの小分子除去とHFの大分子除去の長所を組み合わせた治療法です。当院でも全ベッドで対応しており、水質管理の整った環境で大量の血液ろ過が可能です。かゆみやだるさなどの透析関連症状がある時に相談しやすい一方で、すべての症状が治療法だけで改善するわけではありません。

I-HDFは血圧低下を抑えたい時の候補ですが、適応の確認が必要です

I-HDFは一定時間ごとに自動で補液を行い、除水による血圧低下や末梢循環障害の改善が期待される方法です。当院でも全ベッドで対応しています。ただし、全ての患者さんに同じように向くわけではなく、心機能や除水条件を含めた医師の判断が必要です。

治療法以外に一緒に見直したいポイント

血圧低下やだるさの相談では、治療法の選択だけに絞ると見落としが出やすくなります。設定や日常生活も含めて見直すことで、改善につながる手がかりが増えます。

症状を記録する

何時間目に血圧が下がるのか、どの症状が強いのか、帰宅後どのくらい続くのかを短く記録します。

背景を重ねる

除水量、食事量、透析前の血圧、降圧薬の時間、発熱や感染症状がないかを一緒に見ます。

相談の優先順位を決める

治療法の比較に進む前に、設定調整で改善しそうか、早めの受診が必要な症状かを整理します。

強い症状は「いつ・どのくらい・何が起きたか」を具体的に伝えます

毎回同じ時間帯に血圧が下がるのか、立ち上がれないほどのだるさなのか、足のつりだけなのかで、考え方は変わります。発熱、息苦しさ、胸の痛み、出血、強い倦怠感がある時は、通常の症状相談とは分けて考え、すぐに医療機関を受診してください。

東京ネクスト内科・透析クリニックで相談できる体制

当院では、総ベッド数43床で全ベッドHD・I-HDF・OHDF対応、透析は月〜土 8:15〜22:30に対応しています。血圧低下や透析後のだるさを「我慢するしかないもの」にせず、治療条件と生活背景を一緒に見直せることが強みです。

相談しやすい内容 HD、オンラインHDF、I-HDFの考え方と、症状に合わせた見直しの方向性
当院の体制 総ベッド数43床、全ベッドHD・I-HDF・OHDF対応、月〜土 8:15〜22:30
相談先 主治医、看護師、臨床工学技士、受付スタッフ

治療の幅を持ちながら比較できます

HD、オンラインHDF、I-HDFに加え、生活リズムによってはオーバーナイト透析も含めて相談できます。治療法を一つに決め打ちせず、何を守りたいかを軸に整理できることが大切です。

主治医と当院で役割分担しながら相談できます

現在の透析条件や症状の記録をもとに、主治医と連携しながら相談を進めることも可能です。迷っている段階でも、主治医、看護師、臨床工学技士、受付スタッフにご相談ください。電話は03-5615-1566、予約案内は https://www.tokyonext.jp/reservation で確認できます。

透析中のつらさは、慣れて我慢するものとして抱え込まないことが大切です。当院では、症状の記録、治療法の比較、生活面の調整を切り分けながら整理できます。

よくある質問

  • 透析中に血圧が下がるのは仕方ないことですか?

    一定の変動はありますが、毎回つらい症状が出るなら我慢せず相談してください。設定や治療法の見直しで整理できることがあります。

  • I-HDFなら必ず楽になりますか?

    必ずとはいえません。血圧低下の背景が何かを確認したうえで、適応があるかを医師が判断します。

  • オンラインHDFは血圧低下にも関係しますか?

    透析関連症状の整理には役立つことがありますが、症状の原因は一つではないため、設定や生活面の確認も必要です。

  • 治療法を相談する時は何を持っていけばよいですか?

    症状が出た時間帯、血圧の変化、帰宅後のだるさ、最近の食事や内服の状況が分かると相談しやすくなります。

  • だるさは透析後だけなら様子を見てもよいですか?

    毎回続く場合や翌日まで残る場合は、治療の負担が強い可能性があります。次回の透析時に具体的に共有してください。

  • どんな症状があれば早めの受診が必要ですか?

    発熱、息苦しさ、胸の痛み、出血、強い倦怠感がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。

  • 東京ネクストではHDとI-HDF、オンラインHDFを比較して相談できますか?

    はい。当院では全ベッドでHD・I-HDF・OHDFに対応しており、症状や生活背景を踏まえて整理できます。

※治療法の選択は患者様の状態や生活背景により異なります。当院でも診療時に状態を確認しながらご説明しています。変更を検討される場合は、主治医や当院医師にご相談ください。

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