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コラム

透析

臨時透析とは?夏の帰省・旅行先で透析を受ける予約と紹介状の流れ

臨時透析とは?夏の帰省・旅行先で透析を受ける予約と紹介状の流れ

「今年のお盆は実家に帰って孫の顔を見せたい」「家族で温泉に一泊したい」。そう思いながら、週3回の透析を理由に帰省や旅行をあきらめてきた方は少なくありません。滞在先の透析施設で一時的に治療を受ける「臨時透析」を使えば、透析を続けながら遠出することができます。

ただし、臨時透析には「滞在先の施設探し」「予約」「紹介状・透析条件の準備」という順序があり、予約方法や必要書類は施設ごとに異なります。この記事では、一般的な手続きの流れを4つのステップで整理し、あわせて当院の臨時透析の受け入れ体制をご紹介します。

項目 押さえておきたいこと
臨時透析とは 通院中の施設とは別の施設で、旅行・帰省・出張中に一時的に受ける血液透析
動き始める時期 予定が決まったらすぐ。お盆や連休は希望が重なりやすいため早めの連絡が安心
主に必要なもの 紹介状(診療情報提供書)、透析条件が分かる資料、保険証類
注意点 受け入れの可否、予約方法、書類の提出方法は施設ごとに異なる

臨時透析とは、帰省先や旅行先で一時的に受ける血液透析です

臨時透析とは、普段通院している施設とは別の施設で、臨時的に血液透析を受けることです。2〜3日に一度の通院が必要な透析生活では、宿泊を伴う外出が難しく感じられますが、滞在先で透析を受けられれば、帰省も旅行も選択肢に戻ってきます。旅行や趣味の時間がリフレッシュになり、治療を続ける意欲につながる方も多くいらっしゃいます。

受け入れの可否や手続きは、施設ごとに異なります

臨時透析の受け入れ条件に全国共通のルールはありません。ベッドの空き状況、予約の受付開始時期、書類の提出方法、当日の持ち物まで、施設ごとに運用が違います。だからこそ、思い込みで準備を進めず、滞在先の施設に直接確認することが大切です。

施設ごとに確認したいこと

  • 希望日に受け入れ可能か、ベッドの空きがあるか
  • 予約の受付開始時期と、書類の提出期限
  • 必要書類の種類と送付方法(FAX・フォームなど)
  • タオルや透析着、食事など院内ルールと費用

夏のお盆前後は、予約が集中しやすい時期です

帰省シーズンは同じ日程の希望が重なりやすく、施設側もすでに通院中の患者さんの日程調整と並行して受け入れを判断します。直前の連絡では希望日に枠がないこともあるため、旅行や帰省の予定が見えてきた段階で動き始めると、日程の選択肢を残せます。

臨時透析の手続きは、4つのステップで進みます

ここでは多くの施設に共通する一般的な流れを整理します。細かな手順は施設ごとに異なるため、各ステップで滞在先の施設と主治医に確認しながら進めてください。

滞在先で透析施設を探す

まず、滞在先の近くで臨時透析を受け入れている施設を探します。通院中の施設の主治医や看護師に相談すると、施設探しの手がかりや紹介につながることが多いため、自分だけで抱え込まずに早めに伝えましょう。宿泊場所から無理なく通える距離か、滞在日程と透析スケジュールが合うかも一緒に確認します。

施設へ連絡して予約する

候補の施設が決まったら、希望日時、普段の透析スケジュール、透析条件の概要を伝えて予約を相談します。申し込みフォームの送信や書類の事前確認を経て予約が確定する施設もあるため、「連絡した日に予約完了」とは限りません。確定までの段取りと期限を最初に確認しておくと安心です。

紹介状と透析条件の資料を準備する

主治医に旅行の予定を伝え、診療情報提供書(紹介状)と透析条件が分かる資料の作成を依頼します。多くの施設では、予約の1週間前など指定された期日までにFAXなどでの事前送付を求められます。書類の準備には時間がかかることがあるため、依頼も早めが安心です。

当日は時間に余裕を持って来院する

当日は書類の原本と保険証類を持参し、予約時間に遅れないよう余裕を持って向かいます。初めての施設では受付や説明に時間がかかることもあります。慣れない環境での透析は思った以上に疲れることがあるため、透析後の予定は控えめにしておくと体調を保ちやすくなります。

準備するもの 内容 依頼先・確認先
診療情報提供書(紹介状) 病歴や治療経過をまとめた書類 主治医
透析サマリー・透析条件 ドライウェイト、ダイアライザー、抗凝固薬などの情報 通院中の施設
直近の透析記録・検査結果 直近数回分の透析経過と血液検査の結果 通院中の施設
服薬の情報 お薬手帳や処方箋のコピー 通院中の施設・薬局
保険証類 マイナ保険証(資格確認書)、特定疾病療養受領証、医療券・医療証など ご自身・自治体窓口

透析条件の引き継ぎが「いつも通りの透析」につながります

紹介状や透析記録は、形式的な書類ではありません。ドライウェイト、除水の設定、ダイアライザーの種類、抗凝固薬の使い方、穿刺の位置といった情報を滞在先の施設が正確に引き継ぐことで、初めての場所でも普段に近い条件で安全に透析を行えます。旅行先での体調を守る土台になる準備だと考えてください。

当院では帰省・旅行中の臨時透析を積極的に受け入れています

当院は、遠方からいらした方の臨時透析を積極的に受け入れています。JR山手線日暮里駅の東口から徒歩1分という立地のため、東京への帰省や観光、出張の拠点から通いやすいのが特徴です。総ベッド数は43床で、全ベッドがHD・I-HDF・オンラインHDFに対応し、月曜から土曜まで透析を行っています。

アクセス JR山手線日暮里駅 東口徒歩1分(東口を出て左手ステーションプラザタワー2階)
透析時間 月〜土 8:15〜22:30(日曜休診)。土曜も透析を行っています
予約 透析予定日の1ヶ月前から受付。申し込み依頼フォームを送信のうえ、お電話(03-5615-1566)ください
必要書類 診療情報提供書、透析サマリー、直近3回分の透析記録、検査結果、投薬情報(処方箋コピー)をFAX(03-5615-1567)で事前送付

当院では、お送りいただいた書類を確認したうえで予約決定となります。予約の1週間前にあらためて書類をFAXしていただき、当日は原本とマイナ保険証(もしくは資格確認書)、特定疾病療養受領証、都内の患者様は都医療券・障医療証を受付にご提出ください。タオルのご用意や透析着の貸し出し、お弁当の手配など細かなご案内は、予約時にお伝えします。

「日程がまだ確定していない」「書類は何から頼めばよいか分からない」という段階でも構いません。当院では受付スタッフや看護師が、予約の流れと準備の順序を一緒に整理します。帰省や旅行の計画が見えてきたら、電話03-5615-1566、または予約案内 https://www.tokyonext.jp/reservation からご相談ください。

よくある質問

  • 臨時透析の予約はいつまでにすればよいですか?

    受付開始時期や締切は施設ごとに異なります。当院は透析予定日の1ヶ月前から受け付けています。お盆や連休は希望が重なりやすいため、予定が決まり次第のご連絡をおすすめします。

  • 費用や保険はどうなりますか?

    国内の臨時透析では健康保険や特定疾病療養受領証が滞在先の施設でも使えます。自治体の医療費助成(医療券・医療証など)は地域により取り扱いが異なるため、予約時に施設へ、必要に応じて自治体窓口へ確認すると安心です。

  • 紹介状や透析記録は自分で用意するのですか?

    ご自身で書くものではなく、主治医と通院中の施設に作成を依頼します。発行までに時間がかかることがあるため、旅行の予定が決まったら早めに相談してください。

  • 旅行に合わせて透析の曜日をずらしても大丈夫ですか?

    透析の間隔を自己判断で変えるのは避けてください。日程の調整が必要な場合は、主治医と滞在先の施設に相談し、体調と空き状況を見ながら決めていきます。

  • 帰省先や旅行先で体調が悪くなったらどうすればよいですか?

    息苦しさ、シャント部の腫れや痛み・拍動が触れない、強いだるさなどがあるときは、すぐに医療機関を受診してください。あわせて臨時透析先と通院中の施設にも連絡し、状況を共有しましょう。

※臨時透析の受け入れには、主治医からの紹介状や透析条件の情報が必要です。旅行や帰省の予定が決まったら、早めに主治医と当院にご相談ください。

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